広告エコシステム全体で信頼と透明性を促進

DVは10年以上前に、デジタル広告ベリフィケーション(検証)のパイオニアとなりました。現在では、世界最大のブランド、プラットフォーム、パブリッシャーのために、メディアの品質を認証し、パフォーマンスを強化しています。私たちは、より強く、より安全で、よりセキュアなデジタル広告エコシステムを構築するという唯一のミッションに向かって突き進んでいます。信頼と透明性はこのミッションにおける中核となるものです。

最近の報告書では、Googleにおける独立したキャンペーン測定、特にGoogle動画パートナー(GVP)のインベントリーに関する疑問が提起されました。私たちは、広告主のお客様に明確性と信頼性を提供するために、Googleとどのように提携しているかを示すことが重要であり、またGVPの品質に関してメディアから提起された問題のいくつかに直接対処することも重要であると考えています。

 

GoogleのYouTubeとGoogle 動画パートナー(GVP)におけるDVのプロテクション

DVは、YouTube O&Oでのメディア購入を認証するメディア品質ソリューションを広告主に提供しています。DVのソリューションは、フラウド(不正)、ビューアビリティ、ブランドセーフティとスータビリティ(適合性)に及びます。DVは、これらの品質に関するプレスクリーニングの有効化とキャンペーン測定を提供し、メディア取引全体を通じてブランドに透明性とプロテクション(保護)ソリューションを提供します。

さらにDVは、Google動画パートナー  (GVP)インベントリーのメディア購入におけるフラウド(不正)とビューアビリティを測定します。Google 動画パートナーは、YouTube O&O 以外の動画キャンペーンの視聴者リーチと規模を効果的に拡大するパブリッシャーのウェブサイトとモバイルアプリで構成されています。

以下のデータは、DVが2023年1月1日から6月29日までの期間にYouTube O&OとGVPの在庫で測定したトラフィックの相対的な量と質の透明性を示しています。

 

この6ヶ月間、DVはYouTubeとGVPで2,300億以上のインプレッションを監視してきました。DVの顧客ベースであるトップクラスのグローバル広告主に特化していますが、これは偏りのないデータセットであり、包括的なサンプルを表していると考えています。DV測定キャンペーンでは、GVP在庫がYouTube在庫全体に占める割合は比較的小さい(~3.1%)。また、IAB基準に基づくビューアビリティは、GVPとYouTube O&Oの供給においてほぼ同等でした。さらに比較として、同じ6ヶ月間のDVがモニターしたビデオインプレッションのオープンウェブベンチマークは以下の通りです:ビデオビューアブル率73%、ビデオオーディブル率20%、ビデオSIVT率0.7%という結果でした。

 

DVがYouTubeとGVPで品質を測定する方法

YouTubeとのカスタム統合により、DVはGoogleのデータウェアハウスであるAds Data Hub (ADH)を通じて、標準的な広告キャンペーンのイベントレベルのデータを収集することができます。DV独自の無効トラフィック(IVT)検出ライブラリとIAB業界標準の定義を活用して、YouTube O&OとGVPのフラウド(不正)を検出し、ビューアビリティを測定します。IVTライブラリーの各レコードは、正確性と独立した検証を保証するために、個別にQAテストと分析が行われます。その後、DVがデータ集計、メディア品質測定、指標計算を行い、広告主のお客様に結果を報告します。

 

現時点での制限

DVはGoogleと協力し、YouTube O&Oで提供しているのと同レベルのきめ細かさで、ブランドセーフティとGVPへのブランドスータビリティ(適合性)をレポートするソリューションを開発中です。DVは、プラットフォームやインベントリソースを問わず、キャンペーンの品質とパフォーマンスを明確かつ一貫して測定できるよう、継続的にパートナーとの協働を進め、カバレッジを拡大していきます。

 

今後の強化

DVとGoogleは、進化し続ける広告主のニーズに応える革新的なソリューションを開発するために、提携を続けています。また、GoogleからDVに提供されるADHシグナルから収集されたデータの独立した検証分析を開始するため、Googleと積極的に協力しています。これらのアップデートが利用可能になり次第、お客様にご報告いたします。

YouTube O&OやGVPの測定に関するご質問は、アカウントマネージャーまたはjpsales@DoubleVerify.com までお気軽にお問い合わせください。