DV IMPACT Tokyo 2025 を振り返り、米国本社CMOのダン・スリブヤノフスキーによる基調講演の内容を中心に、イベントの様子をご紹介します。
150名を超える大手広告主、広告代理店、パートナー、プラットフォーム、DSP、メディア、業界団体の参加者が集まったイベントDV IMPACT: Tokyo 2025では、広告主の皆様が、キャンペーンの品質と効果を高め、デジタル広告への投資対効果(ROI)の最大化を図れるように、有益な情報をお届けするとともに、業界を超えたお客様間のコミュニケーションにより、新しい発見ができるネットワーキングの場としてもご活用いただきました。イベントのハイライトをご覧ください。
基調講演:米国本社CMO Dan Slivjanovski — パフォーマンスのルールを変える新常識
CMO ダン氏の基調講演では、Rockerbox買収によって実現した統合ソリューション「DV Media AdVantage Platform (MAP)」が紹介されました。
この新しいプラットフォームにより、従来のDVが提供するメディア品質測定および最適化ソリューションに加え、マーケティングアトリビューション企業であるRockerboxの統合マーケティング測定ソリューションが統合されたことで、ビジネス成果を測定・分析、最適化、推進することが可能となります。
MAPが提供する3つの価値
- Verify(検証): 従来のDVソリューションが提供するメディア品質とパフォーマンスシグナルにより、リアルタイムでの意思決定を支援します。
- Optimize(最適化): Scibids AI独自のAIアクティベーションテクノロジーを活用し、最適化戦略を自動化およびカスタマイズすることで、ビジネス成果を最大化します。
- Prove(証明): Rockerboxのアトリビューション、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)、インクリメンタリティ分析を支える単一の信頼できるデータソースを構築。インプレッションレベルでDVの品質・パフォーマンスシグナルと統合されたデータを活用し、メディア施策の効果予測、予算最適化、そして増分効果の再調整を可能にします。
写真: ダン・スリブヤノフスキー(DV 米国本社CMO)
ご挨拶:日本法人代表 武田 隆 — ソーシャルメディアへのフォーカス
日本法人代表の武田からは、日本におけるソーシャルメディアへの力を入れた取り組みについてご紹介させていただきました。また、最新の取り組みとして、DV Pre-bid ProtectionをWISE Ads DSPに提供開始した旨も共有させていただきました。
写真: 武田 隆(代表取締役・日本法人代表 | DoubleVerify Japan 株式会社)
パネルセッション(クライアント事例セッション)
実際にDVのソリューションをご利用いただいているクライアント様の事例を元に、貴重なお話をお届けいたしました。ここでは、セッションの一部を振り返ってご紹介させていただきます。
デジタル広告規制の動向と広告主・広告代理店が考慮すべきリスク
今回は、総務省デジタル広告ガイダンス(案)を中心に、経済産業省や総務省など国の動き、そして広告主や広告代理店が考慮すべきリスクについてJICDAQ事務局長の小出様から解説いただきました。
花王様の取り組み事例
さらに、広告主である花王様からは、デジタル広告におけるリスクの認識と具体的な対応方法、社内体制の構築、目標設定、成果指標の設定など、実際の取り組みについてご共有いただきました。
写真(左から): 小松 昇平(シニアクライアントパートナー | DoubleVerify Japan 株式会社) 、小出 誠 様(事務局長 | 一般社団法人デジタル広告品質認証機構 )、戸川 卓也 様(マーケティングイノベーションセンターメディア企画開発部 サポートG マネージャー | 花王株式会社)
DV Scibids AI導入の経緯と背景にある課題
本セッションでは、日本コカ・コーラ様のマーケティングにおける基本的な戦略やテーマ、そしてScibids AI導入に至るまでの経緯や背景にあった課題について深掘りしました。
広告主と代理店の視点から見たScibids AIの活用
特に、Scibids AIのテスト導入がうまくいかず、期待する結果が得られなかった際の対応には注目が集まりました。広告主と代理店の双方の視点から、どのような点に注意し、どのような対策を講じたのかを詳しくお伺いすることができました。
このお話を通して、新しいソリューションの導入段階においては、多くのトライ&エラーを繰り返し、テストし続けることの重要性を改めて認識させられました。
写真(左から): 犬塚 洋二(DV グループディレクター/Scibids Japan SVP | DoubleVerify Japan 株式会社) 、池田 哲也 様(マーケティング本部 IMX メディアストラテジー&オペレーションズ シニアディレクター | 日本コカ・コーラ株式会社)、土屋 賢哉 様 (第1アカウントプランニング部門第1事業部 シニアアカウントプランナー | 株式会社電通デジタル)
ネットワーキング — 業界を超えたお客様間のコミュニケーション
写真: ネットワーキングの様子(イベント会場:HILLS HOUSEにて)
イベントを終えて
DoubleVerifyでは、Rockerboxの買収を通じて、AIを中心としたプロダクトイノベーションへの継続的な投資を通じて、弊社のミッションである「デジタル広告のエコシステムをより強固で、より安全かつ安心なものにする」の実現に向けて邁進してまいります。
DVソリューションに関するお問い合わせ
デジタル広告キャンペーンの品質およびパフォーマンスの向上を実現するDVソリューションに関するご相談は、こちらからお問い合わせください。JPSales@DoublevVerify.com