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DoubleVerifyの2023年度のグローバルインサイトレポートは、約100カ国における1,000以上もの顧客から得たメディア品質とパフォーマンス傾向を調査しています。

 

本調査より得られたインサイトは以下の4点です。

 

グローバル全体で、前年同期比で入札後(ポストビット)の広告品質は改善し安定している

  • グローバル全体で、2022年のビューアブル率は上昇(ディスプレイ広告:前年対比4%増で69%、ビデオ広告:前年対比2%増で74%)、フラウド違反率は減少を続け(前年対比25%減で1.1%)、ブランドスータビリティ(適合性)違反率は横ばい(変化なし、7.1%)です。
  • APACは、2022年にビデオビューアビリティが6%低下し、フラウド/SIVT違反が7%増加するにもかかわらず、ビデオ広告におけるビューアビリティとフラウド/SIVTという2つの主要なクオリティ(品質)指標で依然として他地域を上回っています。また、APACは全地域の中で2番目にブランドスータビリティ(適合性)違反率が低くなっています。
  • 日本のディスプレイ広告におけるビューアビリティ率は、APACで最も低い水準に留まっています。また、日本のフラウド/SIVT違反率は大きく上昇しましたが、変わらずAPAC地域内で最も低い水準を維持しています。

 

何も対策をしない場合のコスト

広告主が検証に関する最適化管理を実施しない場合、グローバル全体で以下の傾向があることが明らかとなりました。

  • 最適化管理をしていないキャンペーンの場合、ブランドスータビリティ(適合性)の違反率は、広告主が設定するスータビリティの厳格さによって14%~30%の間で変動しました。
  • 何も対策をしていない非管理キャンペーンでのフラウド(不正)率は5.1%で、対策をしている管理キャンペーンに比べて367%も高い数値となりました。
  • 対策をしていない非管理キャンペーンは、対策をしている管理キャンペーンに比べてビューアブル率が著しく低いことが明らかになりました。

 

グローバル全体で、CTVの消費量は急増したが、引き続きフラウドのターゲットとなっている

  • グローバルでは、CTVのコンテンツ消費量と品質検証は前年比で62%増となりました。
  • CTVにおける動画広告の視聴完了率は96%で、測定したすべての他の環境を凌駕します。
  • CTVでのボット詐欺は、2022年にCTV全体で69%増となりました。
  • DVが検知したCTV詐欺スキームと亜種の数は、2020年以降3倍に増加しています。
  • 保護対策をとっていない広告主の場合、CTVのフラウド違反率は11.2%に上り、対して対策がある広告キャンペーンは0.6%となりました。

 

アテンションを重視する広告主にはチャンスがある

経済の先行き不透明感やブランドアイデンティティの陳腐化の中で、広告主はキャンペーンのパフォーマンスを最適化し、ROIを向上させるために、アテンションベースの計測をより一層重視するようになっています。主なインサイトは以下の通りです。

  • APACにおけるメディア投資は、アプリ内の広告在庫に重点を置いています。APACは歴史的にビデオ広告のパフォーマンスが優れており、モバイルアプリに配信された広告は平均より総合的に高いアテンションを獲得しています。
  • 多くの広告主は、アテンション(注目度)の低いサイトやアプリに配信するキャンペーンを実施していますが、DVの分析によると、より高いアテンション(注目度)とパフォーマンスを実現できる利用可能な広告在庫が数多く存在することが明らかとなりました。

 

 

本レポートでは、キャンペーンを最適化し成功させるためには、ベリフィケーション(検証)を継続し、すべての新興広告プラットフォームに適用を拡大する必要性を強調しています。

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